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健太と翼 投稿者:山口 修一郎 投稿日:2012/12/28(Fri) 19:00 No.1057
大橋様に撮って頂いた全日本選手権予選の写真を見ていて、面白い写真を発見しました。


写真は言わずと知れた立命館大学のエース、田中兄弟ですが、健太がセンターフォワード、翼がセンターハーフなので、この様な至近距離で二人が写っている写真は本当に珍しいシーンです。 対箕島クラブ戦の写真なので、私が、相手のCHの坂本選手を二人で挟んで押さえろと指示をしていたので、二人が近くにいて、こんなシーンが偶然生まれたのだと思います。

健太と翼はホッケーをしている時の写真が一番綺麗です。普段、二人に会うといつもどんくさい格好をしているので、そこらへんのおっさんの様なもんで、お世辞にもあまり褒められたものではないのですが、ホッケーをしている姿は本当に素晴らしいと思います。

健太はドリブルをしている時の左肩、左肘に余裕があって、不世出の天才ドリブラーと言われたあのパキスタンのシャバーズ選手を彷彿させますし、翼は切り返す前の球の持ち方が綺麗なので、世界最高のCHと言われたオーストラリアのウォーレンバーミンガム選手の切れ味を感じます。写真のプロの宮野会長なら良くお分かりだと思いますが、これほど綺麗に撮れる選手は日本中を探しても、そうそういるもんではありません。 多分、 彼等のホッケーセンスは生まれついてのもので、天性なんだと思いますが、宝塚歌劇団の入団審査のベテランが、後に宝塚史上最大のスターに育つ天海 祐季さんを始めて見た時に、お母さんに対して「よくぞこの子を産んで下さいました。」と言われたそうですが、私もこの兄弟を私に託して頂いたご両親に感謝しないといけません。 

彼等を始めて見たのは健太が高校2年生、翼が高校1年生の秋頃でした。その当時の天理高校には坂本選手(天理大学ー箕島クラブ)や橘選手(朝日大学ー名古屋フラーテル)といった高校ホッケー界を代表する様な選手がたくさんいたのですが、その中でもその当時から、彼等の素養はピカピカに光っていて、パンフレットを見るまでも無く、すぐに兄弟だとわかりました。

ドイツのプロチームから健太を勧誘する為に届いたオファーシートの内容があまりにも低すぎるという話を現日本代表監督のデイビッドカン監督にした時に、彼は「they don't know his ability」と言っていましたが、ホッケーのプロが見れば明らかな彼等の特別な才能をこのまま不遇の状況に埋没させるのは、あまりにももったいないので、もっと大きな舞台で開花させてやらなければなりません。匂い立つ様な彼等のプレーをいつまでも見ていたいと思うのは私だけではないと思います。




添付:1057.jpg (747KB)

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